これから起業するなら介護がおすすめ
月曜日, 12月 25th, 2017いざ介護業界に参入すると聞いて、どのようなイメージを浮かべるでしょうか?年収や賃金の低さからくる慢性的な人材不足、頻繁に改定される介護保険法への対応の煩雑さ、参入業者の多さによる競争の激化など、この業界の厳しい現実があることも否定できません。
しかし、これから起業するなら、あえて介護ビジネスをおすすめします。その理由としてはいくつかありますが、最大の理由は介護業界こそ日本での成長可能性が最も高いからです。これは、介護分野の市場規模を介護保険の介護給付費に換算した場合、2013年で約9兆円だったものが、2025年には2倍以上の約20兆円に膨れあがるという、市場予測からも明らかです。
また、業界未経験の個人や他業種からの法人が、新たに市場参入しやすい分野である点も挙げられます。介護ビジネスは一般事業とは異なり、報酬の90%が公的機関である国民健康保険団体連合会(国保連)から支払われます。つまり、行政的色彩の強い事業なので、貸し倒れリスクがほぼ生じないという大きなメリットがあるのです。 これは裏を返せば、 行政規則の枠内でビジネスモデルがある程度決まっているので、それらに則り堅実に運営すればビジネスとしては成立することを意味します。
こういった点からも、未経験の個人や他業種からの法人が介護市場に新たに参入しやすいと言えるでしょう。もっとも介護ビジネスは、地域社会への貢献にもつながる魅力的でやりがいのある業種です。積極的にチャレンジするだけの価値は十分にあります。